粘土と折り紙に教わるビッグデータの処理

「TEDで面白いスピーチないかなー」と思って探していたら、こんなスピーチを見つけた。 Kenneth Cukier: Big data is better data | Talk Video | TED.com 少し脱線するが、ここで個人的には面白いことがひとつ起きた。「ん?ケネス・クキエ?どっかで見たこ…

Googleの整理と私自身の整理、私にとってはどちらがしっくりくるか?

(写真は秋田県にある国際教養大学の図書館。http://web.aiu.ac.jp/library/about/messageより転載) Googleは「世界中の情報を整理する」ことをミッションとして掲げているが、それについてたまに考えることがある。 ちなみに先日これと似たようなテーマの…

タンパク質と脳はどちらが賢いか

(画像はthe traveling salesman problem challenge for cheeseheads | Punk Rock Operations Researchより引用) 「P≠NP問題」というのがある。「NP問題」というのはNon-Polynomial(非多項式)、つまりある多項式で表される時間以内では多くの解答の候補の…

自分の中で、自分について「見えているところ」と「見えていないところ」

(画像は葉酸補酵素結合型ヒトTタンパク質の立体構造と、高グリシン血症で同定された変異部位。以下のサイトより転載:http://www.spring8.or.jp/ja/news_publications/press_release/2005/050708/) 自分の意志で何かを決めるというとき、或いはなんとなく…

人気があることを知りたいわけではなくて、あくまで面白いものを知りたい

(画像掲載元:http://smmlab.jp/?p=24586) 「人気のあること」が目立つようになっているネットの世界では、「自分の好きなもの」に出会えないことも少なくない。いや、正直に言うと、人気のあることほど、つまらなかったりする。興味のないことで溢れかえ…

人やコンピュータでなく、ネットワークに問題を解決させるということ

ジェフ・スティベル『ブレークポイント』を読み進めていて、もう少しで終わり…というところまでやってきた。英語の方でどんな単語が使われているのか気になるので、近々英語でも読んでみようとも思った。 「第11章 結び シロアリ 絶滅」で、「ハキリアリ」(…

点と点をつなぐこと

①東浩紀さんの『弱いつながり 検索ワードを探す旅』*1 弱いつながり 検索ワードを探す旅 作者: 東浩紀 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2014/07/24 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (22件) を見る ②大澤真幸さんの「ランダムな線を引く」、或いは「…

多数決の適切なサイズは存在するか

中学生のころに学級委員をしていて、クラスで多数決を取ることがあった。自分は教室の前方、教壇の位置に立って、手を上げた人の数を数え、黒板に正の字を書いていく。 そこから見えるのは、顔と名前を知っていて、話したこともある人間たちだけだった。クラ…

専門が複数にまたがる問題

大学にいたころ、開発経済学の授業ノートを友達に借りたことがあった。それを片っ端から読んでいると「緑の革命(Green Revolution)」について書いてある箇所があった。そこでは「緑の革命」が、途上国の経済発展にどのような恩恵をもたらしたかということ…

『弱いつながり』を読む婦人

休日出勤。山手線の電車に乗っていると隣に座っていたご婦人が東浩紀さんが最近出した新作『弱いつながり 検索ワードを探す旅』を読んでいた。 弱いつながり 検索ワードを探す旅 作者: 東浩紀 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2014/07/24 メディア: 単行本 …

どうして紙の本を読むのか

(http://yaraon.blog109.fc2.com/?no=16147より引用) NOTICE: All green words, phrases and sentences are the thinking flows inside me including this, of course : ) I can put these as "Me As An In-brainer" ( MAAI ) You may say, "WHY ALL OF TH…