2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ルールの役割について

「一概にA」という言い方 ケース1:長財布と知性 ケース2:秦王朝と官僚制 全称記号と存在記号 全称記号について 存在記号について 「一概にA」の話とどうつながるのか ルールの存在意義について 効率の観点から説明がつくもの 赤信号で渡ってはいけないとい…

対話の条件

きっかけと補助線 先生と生徒の関係 反証可能性 対話の類型 専門家と素人の対談 講演会 専門家どうしの対談 対話の条件と私のこだわり きっかけと補助線 対話には、自分と相手の両方が対等に考えを述べられるという条件が必要だ。当たり前といえば当たり前の…

形而の上と下

形而上学と哲学 語源から考える 哲学の起源と形而上学 抽象的思考と哲学、そして形而上学 抽象的に考えることと哲学的に考えること 抽象的に考えることと形而上学的に考えること 抽象を通して 形而上学と哲学 語源から考える 形而上学と哲学は、しばしば実質…

『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を読んで

先日、村上春樹の『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を読み直した。今回が二度目だった。初めて読んだのは単行本が出版されてすぐの頃だったので、もう二年以上前になる。改めて読んでみて、これまでに読んだ他の作品も含めて一般的に言えること…

コンコルドの誤謬の抽象化

尾崎豊のとある曲の中の表現から 3通りの抽象化 コンコルドの誤謬とは 形式的な表現 コンコルドの誤謬の抽象化 迷路についてのイメージを媒介とした抽象化 過去の記事を用いた説明 抽象化の過程 形式的な表現 抽象化を重ねる 経験から得られたことを整理する…

ポスト真実を考える前に

AbstractなAbstract ポスト真実の定義と問題提起:D→Q もっと簡単に真実を知るために:Vα→Vβ 視点α:情報を発信する側の工夫 視点β:技術 これまでの私の問題意識とどう通じるか:P(Q[past]→PS[V1, ... ,V5]) 視点1 時系列に沿って考えるということ(通時性…

笑うことと面白いこと

笑いはするが面白いとは感じないこと:アキラ100%とPPAP 笑いはしないが、面白いとは感じること:『自民党』と『経済成長の果実』 笑うことの良し悪し 要するに何が言いたいのか 笑うかどうかと面白いかどうかは別のことだと私は考えている。理由はいたって…

何のせいだと考えやすいか

心の中の綱引き 個人の綱引きと集団の綱引き では結局どう考えれば綱引きは公平になるというのか 自分自身のことについてうまくいかないとき、その原因を考える。そのとき、自分にはどうにもできない要因(以下「要因A」とする)と、自分にはどうにかできる…

植物の生と動物の生

『置かれた場所で咲きなさい』という本がある。渡辺和子さんというカトリックの修道女の方が書かれた本で、2012年に単行本が発売されて以来、はじめはそれほどでもなかったように思うが、去年などもけっこう話題になり、文庫化もされ、今や200万部を超えるミ…

インフレターゲットと弾力性について

「弾力性」への導入 単純なケースで弾力性の効果を考える 技術革新とマイナス金利 まとめ 「弾力性」への導入 先日インフレターゲットの効果に対する懐疑を示す記事を書いた。 plousia-philodoxee.hatenablog.com この記事は4月20日に書いたあとに一旦下書き…