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問題A→問題B→…

 ある2つの問題AとBがあって、Aの結果はBの結果次第で決まるとする。例えば「今日、ロードバイクで通勤するかどうか」(問題A)は、「今日の天気が何であるか」(問題B)の結果によって決まる。今日が晴れならば(実際今日は晴れだ!だから私はロードバイクで通勤させていただく)ロードバイクで通勤できるし、逆に雨ならば我慢ということになる。考えるべき問題の順序は、

 

B:天気の確認(晴れか曇りorそれ以外) → A:ロードバイクで通勤するか否かの決定(通勤するor通勤しない)

 

ということになる。今は問題の数が2つの場合を考えたけれども、これが3つや4つ、或いはもっと厖大な数に上った場合、どの問題からまず手をつけ、2つ目3つ目4つ目は何かという「順序」を正しく決めるのは骨が折れそうだ。これは一般に「空・雨・傘」*1と呼ばれる考え方とも重なる。

 

 また問題の数が3つ以上の場合、最初の問題を解決すれば他の2つの問題は同時に解決出来るという場合も考えられる。たとえば先ほどの例に「電車利用のためにSuicaを持っていくか否か」という問題(問題C)を足してみる。すると天気の確認をした時点で、「ロードバイクに乗るか否か」と「Suicaを持っていくか否か」は同時に解決される。これは楽だ。こういう場合は、最初に片付けるべき問題が何かを正しく見極める能力がものをいう。もしも「Suicaを持っていくか否か」という問題を最初に考えていたら、他の問題は片付かない。問題に取り組む順序が肝心なのだ。

さて、それでは現在、自分の身の回りで、複数の問題が絡まり合っているということはあるだろうか。或いは絡まり合っていることに気づけていないということはあるだろうか。

まずはその問題から考えなければ。

 

 

イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」

イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」

 

 

*1:ちょうど今読んでいる『イシューからはじめよ』にこれが載っていたので、少し引用する。

 もうひとつのストーリーラインづくりの基本形は「空・雨・傘」と呼ばれるものだ。多くの人にとってはこちらの方が馴染みやすいのではないかと思う。

・「空」…◯◯が問題だ(課題の確認)

・「雨」…この問題を解くためには、ここを見極めなければならない(課題の深掘り)

・「傘」…そうだとしたら、こうしよう(結論)

というようにストーリーを組んで、最終的に言いたいこと(ふつうは「傘」の結論)を支える、という形だ。僕らが普通の日常会話で使っているのはほとんどこのロジックだ。