25歳

とあるイタリアンのお店にて

今日はテスト直前の中学生の勉強を見にバイト先の大森へ行ってきた。昨夜の終礼のときに同僚が「明日来てくれた人にはラーメン奢っちゃうよ?」と言ったのがきっかけで、これはもう即決だった。笑 生徒たちはけっこうがんばって各科目の勉強をしていて、自分…

『弱いつながり』を読む婦人

休日出勤。山手線の電車に乗っていると隣に座っていたご婦人が東浩紀さんが最近出した新作『弱いつながり 検索ワードを探す旅』を読んでいた。 弱いつながり 検索ワードを探す旅 作者: 東浩紀 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2014/07/24 メディア: 単行本 …

記憶

この動画(※オリジナルの映像は1982年のもの)を時間を置いて繰り返し見ている。何度観ても飽きることがない面白さ。 小説家の安部公房さんと分子生物学者の渡邊格さんの対談。 安部公房 ・渡邊格 対談完全版 - YouTube この動画を観ていて考えること・テー…

【2014年9月28日】これから勉強しようと思うこと

1年弱の期間の勉強の計画について、ちょっと書いてみようと思う。来年の院試(8月)までに勉強すること。 ①微分積分(教養過程レベル)→2ヶ月(年内) ②線形代数(教養課程レベル)→2ヶ月(年内) ③集合と位相、測度論→3ヶ月(年内) ④量子力学、統計力学 ⑤…

忘れもの

あれやこれやといくつも話したいことがあったのに、いざ彼女を前にすると「あれ、何を話そうとしていたっけな。」と思う。そして彼女の家を出た後に思い出す。ああ、そうだった、と。 小学校の頃の通信簿。先生のコメントは「○○くんは落とし物と忘れ物が多い…

余白

ある事柄Xについて説明するとき、「それは赤い(属性A)」だけだと色々なものが該当する。 りんご、トマト、若戸大橋(地元の若松区と戸畑区に架かる橋)、レクシス英和辞典の箱、『マンガでわかる自然治癒力のしくみ』の表紙、岩波新書の表紙、プーさんの着…

「海藻を消化できる日本人」から考える伝言ゲーム

もはや誰から聞いたのかも忘れてしまったが、2、3年前くらいに「日本人は海藻を消化する特有の能力を持っているらしいよ。」みたいなことを聞いた。 それから今に至るまでの間に、他の人からも同じことを聞くことが何回かあった。 社会の中で、自分の知らな…

25歳

25歳という歳は、「もう子供じゃないんだなあ。」とか「大学生でもないんだなあ。」とか「大人になるってこういうことなのかな。」みたいなことをあれこれ考える過渡期のような時期に当たるんだろうか。自分はそういうことをよく考えるようになった。 もちろ…

憧れのあの人

今週のお題「憧れの人」 憧れのあの人は、大学のときに知り合った。その人は教室の後ろにあるコンセントで携帯の充電をしていた。それが始まり。ゆっくり話ができたのはたったの2回。2回とも映画を観た。その隙間を埋めるようにやりとりされたメールは自分の…

心にゆとりがないと

心にゆとりがないと、自分に向けられた言葉に悪意を感じてしまいやすくなる。 心にゆとりがないと、悪意のある言葉を相手に向けやすくなる。 相手に悪意があるのは相手の方に責任があるとしても、それに敏感に反応してしまうのは自分の心にゆとりがないから…

主語を変えること

「無生物主語」という概念がある。「その事故は彼女を悲しませた。」というアレである。「主語はいつも人間だ」と思っているととんだところで足下を掬われるかもしれない、いや既に掬われてしまっているかもしれない、今回はそんな話である。 まずはこの文か…

一番多くの情報を持っているのは人間でないとしたら

「情報化社会」と言われ始めてからもうけっこう年月が経ち、人間は毎日膨大な量の情報を扱っているから、いきおい「地球上で最も多くの情報を抱えているのは我々高等生物、人間だ」と考えたくなる気持ちもわからないではないが、実際は一番多くの情報を抱え…

さいころを1回しか振れないとしたら、私たちはどうやって1の目が出る確率が6分の1であると言えるのだろうか

最長のタイトル。笑 先日の小銭の問題に触発されたのだろう、確率の問題について抽象的なところに関心が向くことが増えて、近頃漠然と考えていることを書いてみようと思う。 ちょっと前の自分のツイートから始めようと思う。 さいころを振る時に、各々の目が…

かつて自分がいた場所に、今いるその人

この記事は多くの記事のひとつであるにとどまらず、他のいくつもの投稿とのネットワークの中で「ハブ」として機能することになるんだろうな…。 0. 回想から #心理 #日常 なんとなく落ち着かなくて、やるせなくて、どうして自分はこんな状況に置かれているん…

どうして紙の本を読むのか

(http://yaraon.blog109.fc2.com/?no=16147より引用) NOTICE: All green words, phrases and sentences are the thinking flows inside me including this, of course : ) I can put these as "Me As An In-brainer" ( MAAI ) You may say, "WHY ALL OF TH…

モザイクでないが、それがモザイクに見えるとしたら

言葉について書いてみようと思う。 「悪人」とか「善人」という言葉が昔からあまり好きではなく、日常会話でもこれらの言葉を使うことは避けるようにしている。 最近ドラマやアニメなどでこれらの言葉を目にする機会が増えたような思う。パッと思いつくもの…

交差点の向かいの樹

今週のお題「秋の気配」 秋の気配と言えば、今年それを初めに感じたのは「キンモクセイの香り」でしたが、先日別のところにも秋の気配を見つけました。 アルバイト先の塾の校舎は道路に面していて、その道路は道の両側に樹が並んでいます。 校舎のちょうど目…

ネットの色んな問題は突き詰めれば「ひとつの画面にひとり」が原因なんじゃない?

タイトルが結論です。笑 ネット上で政治家や企業のトップ、アイドル、俳優・女優、スポーツ選手など色々な人が持ち上げられ、非難され、バッシングを受け、正論を振りかざされます。炎上も次々に起こります。 そういう問題を見ていてたまに思うことがありま…

鏡も私を作る。ただし他人や食べ物がそうするのとは別様に。

今、僕の自宅には姿見がありません。洗面台に鏡はあるのですが、全身は映りません。 イメージの食い違い 僕は割に服装にはこだわる方なのですが、姿見がないと目で見て確認する像(image)と「自分は他者からこう見えているだろう」という、目は使わずに頭の…

小銭が財布から全て消える確率は?

今回はコンビニで支払いをしていてふと思いついた問題について書こうと思います。ちなみにまだ答えはでてません。 こんなこと気になる人はほとんどいないでしょう。そしてこの記事のアクセス数はたぶん伸びないでしょう。 ・・・でもそんなことは僕はどうで…

告白

今回は僕のこれまでの数々の挫折について告白しようと思います。 一番伝えたいメッセージをまず書くと、「思った様に進めなかった後悔よりも、進めなかったことで新しく見えるようになったものの方が、遥かに重要だと感じる。」ということです。 このところ…

英語をどう学ぶか

近頃塾で生徒に英語を教えていて感じることを書いてみようと思います。 塾で英語を教えるときには「その生徒が学校で高得点を取れるような指導」ということで、英文和訳、並べ替え、英作文、動詞の活用の問題、単語・熟語・重要表現などを意識して、文法の説…

すべては肉体労働だから?

週刊少年ジャンプで連載中のスポーツ漫画『ハイキュー!』のアニメを観ていて思ったことについて書こうと思います。 0. バレーボール、身体、モーション 個人で競うスポーツ、チームで競うスポーツなど、「スポーツ」と一口に言っても色々ありますが、『ハイ…

昨日見た夢について

昨日見た夢について、そこから派生的に考えたことも含めて書いてみようと思います。 「夢をどう分析するか」というのは、今の時点で自分の頭の中にあり、かつ思い出せるのはフロイトの『夢判断』(新潮文庫)に関するおぼろげな記憶と、大学のときに表象文化…

とにかく書くこと

内容がまとまっていなくても、とにかくその時の自分がどんなことを考えていたのか、感じていたのかを後から振り返れるように、これから記事をどんどん書いていこうと思います。 自分以外の人が読んで楽しめること、何かしらためになることも念頭に置きますが…

亜ラジオ Subradio

電車という乗り物は、色んな人が集まって乗っている。色んな会話が同時多発的に発生して、進んでいく。 だから耳をすまして聞いていれば、聞く者にとってそれはラジオになる。 音楽の話、仕事の話、恋愛の話、仕草から生まれる音の連続体…。 解釈のフィルタ…

DNAコンピュータの哲学

去年の4月から7月にかけて、東大の教養学部後期過程の学部聴講生をやっていた。その頃「生体高分子科学」という授業を受けていた。内容はDNAコンピュータの原理を扱うもの。 世間では「コンピュータ」と言えば電子コンピュータか、せいぜい量子コンピュータ…

『俺のダンディズム』を見ていて思うこと On the Drama "Ore no Dandyism (My Dandyism)"

4月からのドラマは珍しく気になるものが2、3あるから欠かさず見ている。そのうちの一つに『俺のダンディズム』がある。(ちなみに他には『ブラック・プレジデント』ともう終わってしまった『ロンググッドバイ』がある。) さて主人公はファッションセンスの…

この自分と他の自分たち This 'Me' and the Other 'Me's

たまに自分のこれまでを振り返るときがある。 もし現役の時に九大に受かってたら、 もし現役の時にもっと早く京大を目指して勉強していたら、 もし小学生の時に、親に遠慮しないでライバルみたいな存在だった友達と同じ塾に入っていたら…。 そんな色んな「Wh…

ブックオフでの査定と情報処理

近頃、この先も読みそうになさそうだと思う本はブックオフでどんどん売るようになった。そもそもどうしてこの本を買ったのだろう、その当時の自分がわからない、ということもままある。それでも、査定が終わって金額を確認するとき、こんなに安い値段しかつ…